adsturbo.ai | Published 2026-09-24 | Updated 2026-09-24
サンクスページ アップセル 動画 ECは、購入完了直後の高い関心を活かし、関連商品や上位商品を提案する施策です。重要なのは、単に商品を並べることではなく、「いま買った商品を使うなら、次に何が必要か」を短時間で伝えることです。
サンクスページの動画アップセルとは?
サンクスページの動画アップセルとは、注文完了後の画面で短い商品動画を見せ、追加購入や上位商品の選択を促す仕組みです。購入直後は商品の使用イメージが具体化しているため、関連商品を提案しやすいタイミングです。
Shopifyも、サンクスページはお礼だけでなく、関連商品やコンテンツへの導線を設けて回遊や追加購入につなげられる接点だと説明しています。(shopify.com)
通常のアップセルが「より高価格の商品」への誘導であるのに対し、クロスセルは「一緒に使う商品」の追加提案です。たとえば、以下のように購入商品との利用関係で分けます。
| 購入商品 | 提案する動画のテーマ | 提案商品 |
|---|---|---|
| コーヒーメーカー | 毎日の味を安定させる方法 | 専用フィルター、豆 |
| スキンケア商品 | 効果的な使用手順 | 美容液、詰め替え |
| キャンプ用品 | 次のキャンプで便利な装備 | ケース、ライト |
| ペット用品 | 継続利用に必要な消耗品 | 替えパーツ、定期便 |
ecforceの説明でも、上位商品への提案と追加商品の提案は別の機能として整理されています。(support.ec-force.com)
購入完了直後に動画を使う理由
購入完了後の顧客は、すでに商品の購入判断を終えています。そのため、通常の広告のようにブランド認知から始める必要はありません。動画では、購入後に発生する疑問や次の行動だけを扱います。
特に効果を出しやすいのは、次の3種類です。
- 使い方補助型:購入商品の性能を引き出す追加商品を紹介する
- 不足解消型:購入後に必要になりやすい消耗品を提案する
- 上位移行型:購入商品より容量・機能・期間が優れた商品を案内する
ここでの独自の設計基準は、「商品との関連性」だけでなく、購入後の発生順序で提案することです。購入直後に必要なもの、数週間後に必要なもの、次回購入時に検討するものを分けると、押し売り感を抑えられます。
15秒で伝えるサンクスページ動画の構成
サンクスページ用動画は、広告のように長く説明しません。おすすめは、購入後の意思決定を4ブロックに分ける15秒構成です。
-
0〜2秒:購入へのお礼
「ご購入ありがとうございます」と表示し、注文完了の安心感を損なわない。 -
3〜6秒:購入商品の利用場面
商品を使うシーンを見せ、「このあと何をするか」を具体化する。 -
7〜11秒:関連商品の役割
「一緒に使うと準備が簡単」「交換の手間を減らせる」など、機能ではなく利用上のメリットを伝える。 -
12〜15秒:限定性とCTA
購入者向け特典、セット提案、次回利用クーポンなどを表示し、商品ページまたは追加購入ボタンへ誘導する。
CTAは「おすすめです」より、「購入商品と一緒に使う」「次回分を準備する」のように、行動を具体化した表現が適しています。
商品ページ用の動画では、サイズ感・使用シーン・動きを見せる設計が有効ですが、サンクスページではさらに短く、購入後の不安解消に絞るのがポイントです。Shopifyの商品ページ動画を活用する方法も、素材設計の参考になります。
商品選定で失敗しない3つの条件
サンクスページに表示する商品は、利益率だけで決めるべきではありません。次の3条件を満たす商品から優先すると、提案の自然さを保ちやすくなります。
- 利用目的が購入商品と明確につながる
- 購入後すぐに使う理由がある
- 短い動画で差分を説明できる
反対に、関連性が弱い高額商品をいきなり表示すると、購入完了後の安心感を損ねる可能性があります。最初の提案は「高い商品」より「失敗を減らす商品」を優先し、上位商品は2回目以降の接点に回す設計も有効です。
EC運用で見るべき指標
サンクスページ動画は、動画の再生回数だけでは判断できません。最低限、次の指標を商品別・流入別に分けて確認します。
- 動画表示率
- 3秒到達率
- CTAクリック率
- 追加購入率
- 追加購入による客単価増加
- 返品・キャンセル率
- 初回購入から次回購入までの日数
独自に使いやすい判定式は、追加粗利 ÷ 動画制作・配信コストです。追加購入率が高くても、値引きや返品が大きければ施策として成立しません。
まずは「動画あり」と「商品画像+説明文」の2パターンを比較し、次に冒頭2秒、提案商品、CTA文言の順にテストします。EC動画広告のA/Bテスト設計を応用すれば、複数の冒頭や訴求角度を整理して比較できます。
AdsTurboで素材を短時間に作る方法
購入商品、提案商品、使用シーンの素材が揃っていない場合は、商品画像から短尺動画を組み立てます。AdsTurbo Product Videoでは、JPGまたはPNGの商品画像をアップロードし、商品紹介・レビュー・デモ形式のUGC動画を作成できます。
また、既存の売れ筋動画がある場合は、Ad Cloneで参考動画の構成、テンポ、CTAの流れを分析し、提案商品向けに再設計できます。商品画像の背景調整、動画の字幕生成、多言語翻訳にも対応しているため、日本語版を基準に海外向けの購入後オファーへ展開する運用も可能です。
素材の画質にばらつきがある場合は、低画質素材を広告用に整えるAI高画質化を使い、字幕付き動画として書き出します。長尺の説明動画しかない場合は、短尺化してサンクスページ用の15秒版へ分割する方法もあります。
よくある質問
サンクスページ動画は何秒が適切ですか?
最初は10〜20秒を目安にします。購入直後の画面では詳しい商品説明より、利用場面・追加理由・CTAを優先します。
アップセルとクロスセルはどちらから始めるべきですか?
初回はクロスセルから始めるのが無難です。購入商品との関連性を説明しやすく、追加購入の理由も作りやすいためです。
Shopifyでもサンクスページに動画を表示できますか?
利用するチェックアウト構成やアプリによって設定方法が異なります。表示位置、購入ボタン、注文情報の引き継ぎを事前に確認し、まずテスト注文で動作を確かめてください。
動画が再生されない場合はどうしますか?
字幕付き・音声なしでも内容が分かる構成にし、ファーストビューで提案内容をテキスト表示します。通信環境による再生遅延を想定し、静止画と短い説明文も併用します。
まとめ
サンクスページのアップセル動画は、購入後の顧客に新しい商品を押し込む施策ではありません。購入した商品をより便利に使うための次の選択肢を、短時間で示す接客導線です。
成功の鍵は、購入後の発生順序に合わせた商品選定、15秒以内の構成、追加粗利を基準にした検証です。まずは1商品に対してクロスセル動画を1本作り、画像表示との比較から始めると、改善点を見つけやすくなります。

